ブログ:修理・メンテナンス

エイプ50の朝練整備

■ 2025-08-23 14:02

ストラテジーの前田です。

お盆も明けて、少しは涼しくなるかな?と思っていたら、湿度も気温も高い日が続きますね…。

ただ、昨夜の仕事帰りに歩いている時は少し涼しく感じました。

台風の影響もあるかもしれませんが、このまま涼しくなってくれると嬉しいですね♪



一昨日と、昨日の朝はスタッフの朝練に付き合わされました。笑

 

ご親戚のHONDA/APE50のエンジントラブル修理を時間外でいいのでやってみたい!っとの心意気です。

 

そろそろ勤務3年目の彼女ですが、お客様のエンジン修理を任されるのはまだまだ先です。

もっと早く色々と修得したいと、いつも元気でやる気満々のスタッフです。少しうるさいくらいに(^-^)



「サービスマニュアルを見ながら、やれるところは一人でやってみたい」との事だったので、付き合わされてると言ったのも冗談で、影ながら見守っています。

 

スタッドボルトリムーバーを使うのは初めて見たいだったので使い方をレクチャーしてあげました。

「女性整備士だからという理由でお客様に不安に思われていないか」と、いつも気にしています。

丁寧さがあり、整備中の疑問や不安をそのままににせずにきちんと解決できる人材は、整備士としての適性は◎だと思います。彼女はそのタイプです。いつも、むっちゃ質問多いです。笑

一般整備は安心して任せています。


そして、このHONDA/エイプ50の大きな原因はカムスプロケット取付不良による、バルブタイミングの狂いでした。

親戚の方がDIY整備でバルブを交換するまでは挑戦したらしく、その際に気が付かなかったのだろうと思います。

最悪の場合、シリンダーやシリンダーヘッドなどまで交換しないといけない事もあるので注意が必要です。


今回はシリンダーまでの分解でしたが、少しは成長に繋がったと思います(^-^)



そんな彼女はバイク競技のジムカーナでも九州チャンピオンの実績があるほどの腕前です☆

バイクの競技で技術や知識を突き詰めるタイプの人は、整備士としても例外でない方が多いと思います。

「お客様に安心してバイクを任せてもらえる整備士になりたい!」と言う、目標がある彼女を暖かい目で見守って頂けると幸いです。

まだ、若さゆえの至らぬ点はあるかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。

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ハンターカブのエンジンO/H

■ 2025-08-09 17:51

ストラテジーの前田です。

 

今年は梅雨が短かった事もあり、普段落ち着いている時期も忙しくさせて頂いて、久しぶりのブログ更新になってしましました(>_<)

 

言い訳は良くないので、お盆明けからは週一更新を目標にしたいと思います!!

 

 

1か月前くらいにご依頼を頂いていた、CT125ハンターカブ125のカウンターシャフト交換になります。

 

お見積もりまでお時間に余裕を頂き、ありがとうございました。

 

Fスプロケットを取り付ける車種となりますが、この部品の交換はエンジンのクランクケースまで分解する必要があり、工賃だけでもかなりの金額になってしまいます(>_<)

 

Fスプロケットの取付不良が原因で損傷する事もありますので注意が必要です。



先ずはエンジンを降ろすのに必要な外装や配線などを外して、エンジンを降ろします。

それから、下の写真の様にエンジンの中身の部品を取り外して、ようやくクンターシャフトを外せる状態になりました☆

 

 

今回はカウンターシャフトの交換がメインの作業ですが、どうせならエンジンの内部もリフレッシュさせる為のO/Hもご要望頂いておりました。

ただ、このハンターカブは走行距離が約20000㎞とO/Hで交換するには微妙に悩む部品が多い距離です。

 

お客様のご予算もありましたので、全てをO/Hする訳ではなく、私の経験上で交換した方が良いパーツを点検計測させて頂きました。

 

 

クラッチスプリングの計測です。

 

こちらは規定値よりも縮んでしまっていたので要交換です。

 

 

クラッチディスクの厚みの計測です。

ディスクはまだまだ使用できる範囲ですし、交換する時もエンジンを全分解する必要もないので交換はなしでお話させて頂きました。

写真には取り忘れていたのですが、クラッチウエイトは交換致します。

 

ピストンやピストンリングも規定値内でしたが、私の判断で交換をおすすめさせて頂きました。

 

 

後はこのこびりついたガスケットを地道に剥がしていき、洗浄してきれいに組み立てていきます。

 

組み立てていく時のトルク管理も良いエンジンに仕上げる為には重要なファクターだと思います。

燃焼室内のカーボン清掃作業も行います。

お見積もり作成後にお客様にLINEでご連絡させて頂き、了承を得て部品の発注もおこないました。

 

 

今回分解してみて、このタイプのエンジンは50000㎞くらいで腰上やクラッチ廻りだけでもO/Hする良さそうだと感じました。

もちろん使用状況にもよりますが、代々受け継がれるカブのエンジンはやっぱり丈夫そうですね♪

 

ストラテジーではエンジン修理やボアアップkitの組付け等も多くご依頼頂いております。

エンジン整備は「ただ分解して組み立てる」だけなら意外に簡単なのですが、良いエンジンに仕上げるには「経験と丁寧な作業」を要すると思います。

 

九州運輸支局認証工場を完備しておりますので、排気量問わずにエンジンの分解整備も可能です。

 

バイクのエンジンO/Hのご依頼もお気軽にどうぞ(^-^)


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SR400のエンジン修理

■ 2025-05-16 13:26

おかげさまで、春先から忙しくさせて頂き

久しぶりのブログになってしまいましたm(__)m

桜が咲き、ゴールデンウィークが終わり、早くも梅雨となりそうですね。

この時期になると、エンジン修理や大掛かりなカスタム等のご依頼が増えてきます♪



このSR400もエンジン異音の修理で、エンジンをおろして分解中です。

シングルエンジンはマルチエンジンに比べると、スムーズにエンジンがおりました。

とは言っても、私は腰を痛めていたのでスタッフに任せて見守っていました( *´艸`)アリガトネ

九州運輸支局認証工場ですので、排気量問わずにエンジン脱着も自社工場でおこなえます☆



エンジン始動した時から、エンジンがチューニングされている様に感じていましたが、はやり色々と手が加えられてそうです。

オーナー様はエンジンは触っていないそうなので、以前に変更されていたのだと思います。

プラグは真っ黒だったのに、ピストンはすごくキレイでした。

 

シリンダーの状態も問題なさそうです。

 



今のところ腰上廻りは問題なさそうですので、お客様とご相談してからクランク廻りの分解になるかと思います。

お客様も気に入って乗られているSR400のようですので、修理でご依頼となればしっかりと作業を進めて行きたいと思います。

エンジンO/Hやチューニングは、他作業の合間や残業でおこなっておりますので、お時間頂ければ喜んでご対応させて頂きます。

ご依頼お待ちしております♪



もちろん重整備以外の作業も毎日励んでおります!

ヤマハの原付スクーター/JOGのタイヤ交換や



常連様のHONDA/CT125/ハンターカブのRチューブ交換

ご新規様より、ご依頼頂いたHONDA/CB400SF-REVOの車検整備



こちらもご新規様でWebikeピットインでご依頼頂きました

YAMAHA/FZ8の前後タイヤ交換です(^-^)

原付から大型バイクまで、国内メーカーはもちろん海外メーカーバイクでも可能な限りは、ご対応させて頂きます!!

ストラテジーは「頼りになる街のバイク屋さん」を目指し続けて今日も元気に営業しております(^-^)


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MT-03のO/H

■ 2024-10-21 12:26

 

 

MT-03のエンジンオーバーホールの内容について書いていきたいと思います。

分解をして傷等の確認は前回のブログで書いているので今回は組み上げるところを書かせて頂きます。

 

 

クランクケースについてるスライドメタルは少し傷が入っていたので、新品に交換しました。

 

右が今まで使用してたもので左が新品になります。

 


このメタルもクランクケースの識別番号とクランクシャフトやバランサーシャフトの識別番号の組み合わせによって使用するメタルが変わってくるので分解した後じゃないと注文することが出来ません。

 

 



メタルを交換した後はクランクシャフトやバランサーシャフトを組み込んでいきます。
この時、組み上げた後最初にエンジンをかける際傷が入らないようにするためワコーズのエンジン組み付け用ペーストを塗ります。

 

 


 

 


その後、クランクケースの上下を組み付け規定トルクで規定の順番で締め付けていきます。

 

 



この作業が結構重要でトルクがバラバラだったり順番を間違えたりすると、クランクケースが少し歪んでしまい本来のパワーが発揮できなくなってしまうので慎重に作業していきます。

私はこのタイプのトルクレンチが感覚的にも均等にトルクをかけやすい為エンジンを組み上げる時はこれを使用しています。

次はコンロッドを組み付けます。
ここもメタルが使用されてるので交換します。
この時もペーストを使用します。

 

 

 

 

本来であればあまり気にすることはないのですが、今回の作業が競技車両ということもあり、シリンダーのボア径とピストンの径を精密に測り1番シリンダーと2番シリンダーどちらの方とピストンの相性がいいかを考えて割り振りました。

 

 


ピストンリングの組付け角度はメーカーで指定があるので従って組付けていきます。

シリンダーを入れる際にリングが回ってしまわないように気を付けながら入れていきます。

 



この車両ではもう一つパワーを上げるためにバルブシートカットを行いました。
バルブが閉じたときにしっかりと密閉できるように丁寧に削っていきます。

 



また、年に1回エンジンメンテナンスする予定の車両なので今回は密閉率は上がる代わりにバルブシートの消耗が早くなってはしまうのですが、パワー重視でセッティングをしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 


バルブシートカットを行いバルブを組み付けた後ちゃんと密閉できているかオイルを入れて1日放置して確認します。

 

 

 



テストの結果しっかりと密閉できていたのでこのまま組付けていきます。

エンジンのヘッドもクランクケースと同様、締め付けトルクや締め付け方でシリンダーの円の形やシリンダーとヘッドの面の当たり方が変わってしまう為ここも慎重に組付けていきます。

その後はタペットクリアランスを計測して規定値内に収めるのですが、ジムカーナの走行では低速を使うことが多いので規定値内の中でもなるべくクリアランスが広くなるようにセッティングしていきます。

 

 

 



最後に、クラッチなどを組み付けて完成になります。

 

 

 

 

 


後日、練習場にて乗らせてもらったのですが以前よりもパンチも出て排気音もメリハリのある音になりました。

 

エンジンオーバーホールをした後の動画を張らせて頂きますので、参考にしてみてください。

 

エンジンO/H前

 


エンジンO/H後

 

 

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MT-03エンジンO/H

■ 2024-06-06 09:57

ストラテジー中央店に勤務しております。
藤澤秀吉とです。

今回は競技車両のMT-03のエンジンをオーバーホール&チューニングをする機会がありましたので、ブログでまとめさせて頂きました。


少し長くはなりますが、最後まで読んで頂けると幸いです。

まず今回エンジンオーバーホールをする事になった経緯なのですが、オーナー様からカムチェーンの緩んだような異音がするといった事を伺った事がきっかけでした。
MT-03の走行距離は7005キロで競技に使った期間は1年の距離にして1000キロ程でした。

 

 

MT-03はカムチェーンテンショナーが少し弱いといった持病があるようですが、結果から言うと今回の異音の原因はカムチェーンの音ではなくシリンダーとピストンのクリアランスが広がってピストンが首振りしてしまって起こるノッキングが原因でした。

 


なぜ、7000キロでシリンダーがやせてしまったかというとオイルの選択ミスだと思われます。

もちろん競技で使っている車両なのでそれだけで消耗は早くなってしまうのですが、プラスでオイルと車両の相性があっていなかったり競技での環境に耐えられないオイルが入っていたことにより消耗が加速したと思われます。

 

 

オイルパンにはスラッジが多く残っている状態でした。

あまり使ったことのないオイルでツーリング等では問題が起きない場合もありますのでオイルの銘柄の公表は控えさせていただきます。

 

オイルの選択なのですが、オイルメーカーはほとんどオイルの内容を公表していませんのでどのメーカーを信じて使うかになってしまいます。

同じメーカーの中でもいろいろな種類のオイルがありますのでその選び方について私の意見を書かせて頂こうと思います。

 

今回はメーカーの方とも直接話をさせて頂いたり普段から自分のバイクや車に使用しているオイルでどういった特性を持っているかを知っているワコーズのオイルの種類で説明させて頂きたいと思います。

他のメーカーでも当てはまるところは多いと思いますので参考にしてみてください。

 

まず、オイルで重要なことは使い道にあったオイルを選ぶということです。

高いオイルが必ずしもどんな場面でもいいオイルということではありません。

高いオイルでも高回転でパワーを上げるために開発されたオイルは性能はいいのですが、すぐにオイルを交換しないとパワーが出なかったり最悪の場合エンジンを傷つけてしまったりする可能性があり基本的に500キロも走らずに交換しないといけないようなオイルもありコストがかなりかかってしまいます。

ツーリング等で使用する場合はメーカーの純正オイルやストリートスペックオイルの方が長く持ちエンジンに良かったりもします。

 

ここからはワコーズにどういったオイルの種類があるかを書かせて頂きます。

 

まずは、一番コストの低いプロステージS
PRO-S プロステージS - 新製品・おすすめ製品 | WAKO'S - 株式会社和光ケミカル

プロステージSはストリート向けのオイルとなっております。

熱への強さやフィーリングが特別いい訳では無いですが、スクーターからスーパースポーツに使用しても交換推奨の目安までしっかりと粘度を保っております。

また、アイドリング時のエンジン音も静かで高回転をずっと使用する使い方でなければとてもおススメできるオイルだと思います。
逆に言うと高回転でずっと回しているとすぐにサラサラになってしまう印象です。
自分の乗っているキャラバンに入れて7000㌔走行したのですが、粘度を保っておりました。


次に、スプリントレース等で使用されることの多い4CR
4CR フォーシーアール - 新製品・おすすめ製品 | WAKO'S - 株式会社和光ケミカル
4CRはお金をかけてでも高回転域でピークパワーを求めたい方にお勧めのオイルとなっております。
価格も高くオイルの持ちもジムカーナで2~3日走ってしまうと交換しないといけないほどでコストはめちゃくちゃかかってしまいます。
また、油膜が薄いオイルとなってますので低速域ではエンジンによっては吹き抜け易くなってしまいトルクが出にくい事もあります。
その代わり高回転域では抵抗が少なくめちゃくちゃ回ってくれます。
また、低速域でのアクセルに対してのツキも良く開けた瞬間に前に出てくれる印象です。
自分がCBR1000RRに入れた時は他のオイルでは9000回転あたりから少し詰まったような加速だったのですが、4CRだと9000回転からもスムーズになって吹け上がりが良くなりました。
大型バイクでのジムカーナにはコスト的にも特性的にも少し不向きでしたが、高回転を使う小排気量だと特性的にありなのかなと思いました。


最後に、レースでも使用できて粘度をよく保ってくれるRRR
TR トリプルアール
RRRは低速から高回転までバランスよく回ってくれるオイルで、4CRみたいに高回転でめちゃくちゃ回るようなオイルではないですが、全体的にパワーが出てくれるので扱いやすいオイルの印象です。
バイクでのシフトフィーリングは新油の4CRには劣りますが、それでも入りやすく粘度の持ちも良くシフトな入りやすさが持続してくれます。
低速域でのアクセルのツキもワンクッションあるような感じで開け始めが程よく付いてきてくれるので私は扱いやすいと感じました。
私が競技で使用してるCBRはトリプルアールを使用しておりますが、低回転域で油圧が掛かりにくいところから高回転域を繰り返し使用していてもトラブルも起きず、オイル交換時の粘度もしっかりと残っていて鉄粉等が混じっていたりもしないので信頼しているオイルです。
ただ、価格が高いのでそこに関しては悩ましいところですが、その分いい性能を長く保ってくれてエンジンの保護もしてくれるので価格以上の働きはしてくれてると思って使用しています。

他にもワコーズのオイルはありますが、私がまだ使用した事のないオイルですので使用する事があればまたブログで詳しく書かせて頂きたいと思います。

次のブログではMT-03のエンジンオーバーホールについて書いていこうと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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