ヒューズ切れの原因☆
■ 2018-03-25
こんばんは☆
ストラテジー福岡別府店の前田です(^-^)
本日も福岡は気持ちの良い春の陽気♪
ストラテの前の通りもバイクでお出かけされている方が増えてきました☆
そんな中、本日はGB250クラブマンの常連様がご来店♪
タコメーターが動かないだけでなく、テールランプやウインカーも点かなくなったとの事。
とりあえず、ヒューズが切れてるだろうな、と推測。
やっぱり、切れてました☆
しかし、この「ヒューズ切れ」の修理はかなりバイク屋さん泣かせな故障なんです(>_<)
ご存知の方も多いとは思うのですが、ヒューズの役割はショートして大きな電流が発生した時に
その他の電装部品や配線がダメージを受けないために、自らが犠牲となり電流を遮断してくれるパーツです☆
要するに新しくヒューズを交換したところで、ショートしている原因が分からなければ
またヒューズは切れてしまう事になります( `ー´)ノ
これがヒューズボックスです。
ホーン・ヘッドライト・ECU・ラジエタ―等々、バイクによって様々ですが各装置にヒューズが設け
られています。
バイク屋さん泣かせというのは、その修理自体が難しい事ではなく
場合によってはバイクは丸裸にして、配線もしらみつぶしに点検しないといけない可能性があり
下手すると一日中と言わずに数日かけて直す修理になる可能性があるという事です((+_+))
例えば2.3日つきっきりで、一人の整備士が仕事をし続けるとしたら、その工賃は安く見ても100000円程になると思います。
高いと思われるかもしれませんが、一人前の整備士が2.3日の間
中型以上のバイクのタイヤ交換をし続ければ、おそらく5台/1日くらいは余裕でいけるので
3日で15台、そう考えて頂けると納得していただけるかと思います!多分ですが。笑
ですが、これもまたバイク屋さん泣かせな理由ではなく
一番大変なのはお客様にそれを理解していただく事になります!
例えば、丸一日を要して配線がショートしている箇所が見つかったとしても修理に要する時間はほんの数分の場合もあります。
初めにお客様にしっかりとご説明してご理解していただいていないと
「配線を繋ぎ直しただけで、そんなにかかるの?」と言った事になってしまいます((+_+))
正常な状態。
ヒューズが切れた状態。
こんな事を時には何十回も繰り返してます(‘◇’)ゞ
ヒューズ切れ修理に限らす、ストラテジーでは修理前に金額の事をしっかりとお話する様に心がけております。
作業をする前に、正確なお見積りができる作業。
バッテリー交換やタイヤ交換等は正確な料金をご提示できるので問題ないのですが
エンジンや電装系の修理などは故障の原因が分からないと交換する部品が見積もれない修理は
作業を進めてみないとお見積もりができませんので、お見積りの段階で作業料金が発生します。
他のバイク屋さんで聞いた極端な事例によると
エンジン全分解して原因が分かった時点で「やっぱりいいから元通りにして。直ってないのでお金は払えないです。」
というお客様がいらっしゃったみたいです。
お客様がバイクの知識がない事を前提に考えないといけないと思うので、自分は最初に説明をしていないお店側がいけないのかなと思います。
ですので、今日のGB250クラブマンのヒューズ切れ修理も長々とご説明させて頂きました(笑)
その上で上限の金額を8000円までと決めて頂き診断を進めて
上限金額を超えそうで修理を中止する場合は、かかった診断費用をお支払いして頂く事でご理解いただきました☆
ショートの原因はメーターのバルブ・ソケットの端子が仲良くごっつんこしてました((+_+))
今回は所要時間を計算して3600円で修理完了となりました。
修理診断に要する時間は整備士の技量によって全然違います。
なので、自分の腕が未熟で時間を要してしまった場合は料金に換算しておりません。当たり前ですが!
そんな悔しい思いはあまりしたくないので、これからも整備士としての経験を重ねて
知識・技術を身に付けていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします☆
明日は日曜日ですので18時までの営業となっております☆
明日もお客様のご来店をお待ちしております(*’▽’)